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競争と公平感―市場経済の本当のメリット

競争と公平感―市場経済の本当のメリット / 大竹文雄


副題通り、市場経済の本当のメリットを分かりやすく解説したり、

最先端の経済学分野についての紹介があったりと、

特に経済学部生やその出身者には特に面白いと感じる本だと思います。



第1章 競争嫌いの日本人

・市場による自由競争によって効率性を高め、貧困問題はセーフティネットによる
 所得再分配で解決することが望ましい。←経済学者の常識。
・日本人は市場競争も嫌いだが、政府による再分配政策も嫌いという特殊な国民。
・日本における勤勉の重要性の認識は、国際的に低い。
 ←不況が価値観に影響を与えたという仮説。
・競争好きの男女差。←文化的影響、生物学的影響(実証分析的にどちらもある)。
・薬指が長いと証券トレーダーに向いている。
 (男性ホルモンであるテストステロンの量の相対関係)
・事業仕分けについて⇒赤字だからやめる、はおかしい。民間で採算が取れないから国がやる。
・ウィキノミクスの活用。
・サブプライムローン問題の本質は、ミクロ経済学でいう「市場の失敗」-情報の非対称性
 (Ex.レモン市場)


第2章 公平だと感じるのはどんな時ですか?

・小さく産んで大きく育てるは間違い?⇒プロジェクト等は当てはまるが、実際の子供は大きく産むべき。
・時間割引率が低い⇒将来のリターンを重視する、結果的に所得が大きくなる。
・利己主義か平等主義かという価値観は、教育や家庭環境によって形成されていく。
 (チューリッヒ大学、フェール教授らの実験)
・文化の差に経済学者が注目⇒天国や地獄を信じる人が多い国は経済成長率が高い?
 ←将来の時間割引率が低く、真面目に働いたり、投資や貯蓄を行う?


第3章 働きやすさを考える




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2010.11.15 Mon l 書評 l コメント (0) トラックバック (0) l top

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