上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--.--.-- -- l スポンサー広告 l top


今月もあまり観れず、たったの3作品です。
でも、珍しく2作は映画館で観ました。


『ホット・チック』
『ノルウェイの森』
『SPACE BATTLESHIP ヤマト』

ホット・チック

『ホット・チック』

家のHDに録画されていたので観たのですが、ただのラブコメでした笑。
主人公の女子高生が、魔法のピアスの力で泥棒のおっさんと中身が入れ替わってしまうという話。
特に面白いとは思いませんでしたが、なぜかAmazonでのレビュー評価が高い。
なぜ・・・。


ノルウェイの森

『ノルウェイの森』

これに関しては、この場なので少し気持ち悪く語らせて頂く。
まず、映画の評価としては、かなりの傑作だと思います。
あそこまで原作の世界観を壊さずに映像化できたのは本当に驚き。
ただ、2時間で収めるのは流石に無理があるので、原作を知らない人は何のことかよく分からないのでは。
以下、ネタばれあるので、まだ観てなくて内容知りたくない人は読まないように。

あくまで個人的な解釈だけど、村上春樹の作品は、「個人の心の底にある願望と現実社会の不適合性」が根本にあるように思う。

村上春樹の作品の主人公は、一般的な価値基準において、一定以上、社会に適合している。
作品によっては、かなり適合していることもある。
ただ、それは個人の願望によるものではなく、現実社会で生きていくための手段として行使されている。
主人公は、その違和感に徐々に気付き始め、あるいは最初から気付いており、次第に心の底の願望を発露し始める。
すると、今度は現実社会との折り合いがつかなくなるが、主人公はそれでも構わないという体で、特に抗いもせず流れに身を任せる。
そして、結果的にそれが幸せかどうかというのは問題ではなく、それが本来的に必然である、というのが大体の作品で描かれている。

「ノルウェイの森」も例外ではないと思う。
主人公のワタナベは、直子という女性のことが心の底から好きである。
しかし、直子とワタナベの関係は極めて微妙と言える。
直子はワタナベにとって、亡くなった親友の元彼女であり、直子にとって亡くなった元彼氏は幼馴染で誰よりも信頼できる存在だった。
その彼氏の突然の自殺により、直子の精神状態は極めて不安定になる。
ワタナベにとって直子と付き合うことは心の底からの願望であるが、現実社会において彼らの関係は前述の通り微妙である。
直子は精神不安定を克服するために、療養施設に入って世俗から距離を置いているからだ。

ワタナベにとって、より現実的な社会に適合する手段は、ミドリという女性と関係を持つことである。
ミドリは世間一般から見ると、明るく元気な女性として描かれている。
彼女と関係を持つことは、ワタナベにとって、現実社会に適合することを意味する。

しかし、ワタナベは己の願望を発露し、直子と一緒に生活しようと切り出す。
それが、彼らの関係の崩壊を招き、直子は自殺する。
ワタナベにとって、直子と一緒にいたいという願望の発露は必然であり、直子が現実社会で生きていけないほど精神的に不安定であるがゆえにそれが実現できないのもまた必然であり、つまりは直子の自殺は必然となる。

最終的に、ワタナベはミドリに告白する。
それは現実社会にもう一度適合しようとするためだ。
そして、ミドリは尋ねる。
「ワタナベくん、今、何処にいるの?」
我に返ったワタナベは、自分が現実社会に生きているのか、己の願望に縋っているのか、判断が出来なくなる。

余談だけれど、ナガサワさんは、現実社会の適合と己の願望の背反性を自覚し、その上で上手く現実社会で生きていくことを選択し、忠実に実現しているという存在である。

ぼくの解釈は上のような感じだ。
文学について勉強したこともないから、本当に適当なのだが、ぼくは原作を読んでこう感じた。
そして、映画を観ても、やっぱりこう感じた。
原作の印象を崩さないで映画化したこの作品は、ぼくはやはり凄いと思う。



以上、駄文でした。


バトルシップ・ヤマト

『SPACE BATTLESIP ヤマト』

『ショーシャンクの空に』が近所の映画館で500円で観れるらしいということで行ったら、チケットが売り切れていたので代わりに仕方なく観た作品笑。

個人的には、この作品は酷いと思う(笑)

SF映画にありがちな突っ込みどころが満載なのは、原作が子供向けのアニメであるから譲るとして、そのくせ恋愛要素を取り入れて大人も楽しめるみたいな感じにする辺りが、全くもって解せない。
誰に向けて何を伝えたいのだろう、この作品は。
別に伝えるものがなくてもいい、ただ観て楽しめればそれでいい。
けれど、子供心で観ても、やっぱり純粋には楽しめないと思う。

まぁ、これは趣向の問題だけど、人が死んでる状況でちゃらちゃらして女とキスしてる艦長に誰が魅力を感じるの(笑)
ぼくはキムタクが大好きだけど、この作品はダメだと思う。
もし、地球のためにという大義を重視するならば、もっとシリアスに描いて欲しかった。
そうすれば、もっと大人も子供も楽しめる作品になったと思う。



何か色々熱く語ってしまいましたが、今回のはさらっと流してください笑。

学生のうちに映画館でいっぱい映画観たいー!
スポンサーサイト
2011.01.02 Sun l 映画特集 l コメント (3) トラックバック (1) l top

コメント

管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2011.01.06 Thu l . l 編集
Re: タイトルなし

言いたいことはすごくよく分かる。
運命論者みたいに、自分の人生が全て「必然」でくくられてしまうと、楽にもなるし、虚しくもなる。

ただ、村上春樹の作品における「必然」は、そうした消極的な含みだけではないと思うんだよね。
「結果や目の前の幸せだけが全てじゃない」という論拠の一つに「必然」という含みを持たせていると言うか、…とにかく、何もかも必然ですということを言いたいわけじゃないと思う。
オレもよく分かってないけどね汗、だから何か探ろうとしてまた読みたくなってしまうのかも。
2011.01.06 Thu l ルルル. URL l 編集
管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2011.01.09 Sun l . l 編集

コメントの投稿












上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。