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日本は没落する



日本は没落する / 榊原英資


榊原英資の著書は以前、

幼児化する日本社会―拝金主義と反知性主義

幼児化する日本社会―拝金主義と反知性主義 / 榊原英資

を読んだことがあったのですが、金融界のトップだけあってタメになることがたくさん書かれていてとても勉強になります。
前著では「勉強しないと世界に置いてかれるぜ!」と日本のエリート教育水準の低さと中国・韓国のエリート層の躍進について述べており、安易な二項対立的思考や拝金主義の危険性について述べていましたが、今回読んだ『日本は没落する』でも同様のことが書かれていました。正直インドのくだりは読んでて全然面白くなかったんですが(笑)、現在日本が直面する医療問題・年金問題・金融政策についての提言は明確かつ真っ当な意見だと感化されました。医療についてはある程度の水準までは国が保証し、それ以上は民間に委任する、金融政策においても天下りの規制を厳重にし過ぎず、金融のプロの民間人に対する国の優遇策について述べていましたが、ここから分かるとおり、「民と官」の共同をテーマに掲げているようです。また、日本の、世界及びアジアにおける地位についての話でも、日本に足りない多様性を伸ばし、世界の国々と併存する道を理想としています。この点においてもぼくは賛成で、何も一国が世界の中心的地位を占める必要などなく、お互いを理解しあいながら平和に併存するのが一番だと思います。原理主義で幸せが手に入るのか、ぼくには謎です。
なにはともあれ、とても参考になりました。



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2008.07.02 Wed l 書評 l コメント (0) トラックバック (0) l top

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