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とてつもない日本


とてつもない日本 / 麻生太郎


自民党の新総裁もとい現内閣総理大臣の主義・思想を知らずして日本の政治を語ることは出来まいと、買って読んでみました。因みに日本の政治を語る気は特にないです。

感想としては、麻生太郎という人物の思想は個人的に好きです。ですが、一政治家、それも国をリードする人間の考えとして全面的に賛成できるかと言えば怪しいものがあります。

主にニートや少子高齢化といった問題に対し、ある種楽観的ともいえる立場を取り、負の面ばかりを見るのではなくプラスの側面を捉えていこうというポジティブな発想は、何事もなるべく前向きにとらえていこうというぼくの主義に合うものだし、そういった意味でとても素晴らしい人間だと思ったが、政治家というのは、やはり少し度が過ぎるくらい慎重な姿勢で物事に対峙して欲しいという思いもある。オプティミズムの牽引する国は、それが上手くいけばこの上なく素晴らしい世の中になるであろうが、反面歯車が狂った時への対応はこの上なく不安定なものとなるだろう。

教育問題に関して、教育法制定から60年来の9年間義務教育システムを否定し、6年制にしようという考えにもぼくは反対だ。中学からは義務教育でなくし、職業選択の幅を広げるというのがその根拠であったが、義務教育の存在はそもそも家庭の事情で学校に通えないような環境でも国が援助して教育を提供するということにこそ意味があるのだと思う。

一変して、元外務省だけあって外交に関する考えは良いと思う。何より日本の「価値外交」というマスコミが取り上げないような日本の素晴らしい外交活動の実情を知れたのは良かった。

日本はすばらしい国である、というのが彼の根本的なテーマのようだが、その考えにぼくは賛成だ。
批判精神の塊なる主張ばかりが取り上げられる昨今、このような考えをもつ人の存在はある意味でとても大切だと思う。
具体的な政策がいかなるものかは今後の動向に注目するとして、来る(?)解散総選挙の行方を見守ることにしよう。


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2008.09.28 Sun l 書評 l コメント (0) トラックバック (0) l top

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