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悩む力

悩む力 / 姜尚中


これは面白かった。
正味1時間ちょっとで読み切りましたが、めちゃくちゃタメになりました。
内容は、マックス・ウェバーと夏目漱石の考えていたことを基に、現代に通ずるさまざまな問題(自我とは、働くとは、恋愛とは、、、等)を考察するというものです。


働くとは、社会の中で自分が認められること。
「他者からのアテンション」が仕事の第一義である。
これから就活する上でいろいろ考えさせられます…。


近代合理主義の中で『性愛と芸術だけが唯一手つかずで残った処女地』
自由ゆえに恋愛も不毛
愛と幸せになりたいは別モノ。


人は意味を理解しながら生きている。
ゆえに突発的な意味の喪失や不条理に耐えられない。


本書はタイトル通り、「悩む」ことをして欲しい、今の世の中にはそれが必要だということを一貫して述べています。ぼくは、プラス思考を心掛けているので落ち込んだり悩んだりすることが好きではないのですが、本書の言う「悩む」というのはそのどちらとも違うような気がします。著者のいう「悩む」には、救いようのないものよりもむしろ、その先に何かが待っているような期待感を持たせるもののようにぼくには感じられました。

非常に感銘を受けた本です。
漱石とウェバーの書も読もうと思います。

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2008.12.07 Sun l 書評 l コメント (0) トラックバック (0) l top

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