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李明博自伝

『李明博自伝』


親父に勧められて読んだのですが、現韓国大統領である李明博の自伝です。
ぼくは反日感情むき出しの韓国とか正直好きではないので、その国について全くもって興味などなく当然大統領がどんな人間かなんてこれっぽちも関心がなかったのですが、この本を読んで衝撃を受けました。なんたるコペルニクス的転回。

その日の食事すらままならぬほどの貧乏暮らし、その中でも優秀な兄2人の学費を稼ぐために必死に働いた青年時代、それでも自分も学業に勤しみたいと授業料は払わないという条件のもとで母親の許しを得て高校に進学し3年間成績トップで奨学金により授業料免除、大学中退の肩書が欲しくて受験だけして入学しないつもりだった大学にも何とかお金を工面して進学し、ひたすら勉強と労働だけを繰り返す大学生活、普通ならお金を出してでも徴兵を免れようとする軍隊に寝床と食事が得られるという期待から入隊しにいくも今までろくに食事をとれず衰弱しきった身体により健康診断で入隊を拒否される。学部の学生代表となって学生運動に奮起し警察に捕まった後、当時はまだ知名度も高くない中小企業の建設会社『現代建設』に就職。1日18時間労働、私的な休日は1日たりともとらずに働き、スピード出世、20代で副社長、35歳で社長にまで登りつめる。会社も韓国発の海外事業に成功、中東市場への参入等々の大型事業によりサムスンを抜いて建設業界でトップ、今や韓国の経済に影響を与える超大企業となった。本を読む限り本当にすごい人です。日本の丸紅と熾烈な入札競争が何度か取り上げられていて、そのたびに日本を悪者っぽく描く部分もありますが、その一方でたびたび日本の教育・ビジネスにおけるシステムを賛美している辺り、盲目的な反日感情に囚われず、良いものは良いと認める度量にも感服しました。
隣の国のリーダーがこんな人なのかと思ったら、小学生の漢字も危ういリーダーが日本の将来は本当に不安になりますね…。


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2009.02.17 Tue l 書評 l コメント (0) トラックバック (0) l top

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