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終末のフール

終末のフール / 伊坂幸太郎


伊坂幸太郎を読むのは本当に久しぶり。

大学1年の終わり頃に集中的に7,8冊読んだけど、正直、あまり記憶に残っていなかった。

たまたま手持無沙汰になった時間に、ひょんなことから書店で買って読んでみた。

はじめのうちは

「伊坂幸太郎って、こんな感じだったっけ?」

と思ったりもしたが

あぁ、そういえばこんな感じだった、と、懐かしさを感じずにはいられなかった。

村上春樹ほど非現実的な描写が強いわけでもなく、それでもちょっと空想的というか、少しSFのような世界観。

「現実とぴったりとは重なっていないけれども、ズレながら重なっている」

解説に書いてあるけど、まさにこれ。

作品の内容としては、8年後に小惑星が衝突して地球が滅びるというニュースから5年経過した時代背景で、各々が残された時間をどう生きていくかについて書かれている。

短編に分かれているのだけど、一つ一つがリンクしている。

一つ一つの話もそうだし、全体を通してもそうなんだけど、なんかスッキリしない感じ、けど、続きが気になるし、読み終えた後は充実感に溢れているこの感じも伊坂幸太郎っぽいなぁと思った。

読んだのがちょっと前で時間が空いてしまったから何とも言えないけど

ぼくは伊坂幸太郎の作品ではこれが一番好きかもしれない。
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2010.06.13 Sun l 書評 l コメント (0) トラックバック (0) l top

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